エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議の「動物愛護委員会」で、永年にわたって顕著な活動をされてきた、故・川島なお美さん。
「イヌ(ネコ)の殺処分を限りなくゼロにする運動に役立ててほしい・・」
この遺言による寄付をもとに、その想いをしっかりと継承するため、「川島なお美動物愛護基金」を設立。
その基金の活動として、イヌ・ネコ愛護に関わることで多大な貢献をされている、あるいは地道な活動を続けておられる個人や団体を表彰、この問題への理解をひろく促し、世論を喚起してゆければ、と願っております。
●第8回「川島なお美動物愛護賞」受賞者●
【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】
グランプリにあたる賞で、活動の大小ではなく地道に意義ある活動をされている方や団体に、スポットライトを当てさせて頂き、広く理解を促し、世論を喚起するための賞。
●石川県獣医師会 (登壇者:会長 宮野浩一郎氏)
元旦に発生した能登半島地震ではたくさんのペットも被災しました。そんな状況下で石川県獣医師会は1月8日に「令和6年能登半島地震動物対策本部」を設立。負傷した被災動物への応急手当てや、被災動物に関する情報提供などの活動を始めました。 避難生活の長期化が見込まれるなかで1月15日からは、県内の動物病院で、被災者らが飼うペットを無料で一時的に預かる取り組みも始めています。環境省によれば1月21日時点で、その数は猫65匹、犬49匹、鳥15羽、ウサギ2匹にのぼりました。 この度の震災における石川県獣医師会の活動は、数多くのペットたちを救うとともに、被災者を勇気づけるものとなりました。ぜひとも「川島なお美動物愛護賞」をお贈りしたいと思います。
https://www.ishikawa-vma.org/
【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】
飼い主はオーナーではなく、犬や猫にとっての一生のパートナーです。したがって、飼い主だけではなく、譲渡や保護活動などをしている人物も含め表彰できる賞。
●石黒 謙吾 氏(著述家、編集者)
映画化された『盲導犬クイールの一生』を著したり、『犬と、いのち』や『ネコの吸い方』などを編集・プロデュースしたり、これまで犬や猫に関する本の出版に数多く携わってきました。 昨年は7年ぶりに単著『犬が看取り、猫がおくる、しあわせのホーム』を出版し、人と動物がともに老いる尊さに気付かせてくれ、また今年5月には編集者として『あなたの犬を世界でいちばん幸せにする方法』『あなたの猫を世界でいちばん幸せにする方法』を世に送り出しました。 日本人の動物愛護や動物福祉に関する意識に多大な影響を与えてきたひとりと言えます。
●高木 真備 氏(元女子競輪選手)
2014年に競輪選手としてデビューし、2021年にはガールズグランプリで優勝して年間女王になるなど、トップ選手として活躍してきました。 ところが2022年、「『グランプリで優勝して女王になる』という目標を達成することができた。次の目標を考えた時に、今なら保護活動のお手伝いができるのではないか」と突如、引退。実際に現在、犬猫の保護活動に精力的に取り組んでいます。 大きなレースがある際に競輪場を利用して譲渡活動を行うなど、これまで保護犬・保護猫との接点がなかったような人にまで、動物保護の重要性を広める役割を担っています。
https://www.youtube.com/watch?v=9RE8mdW9ZRo
●寺田 心 さん (俳優)
3歳の頃から芸能活動を始め、2017年にはNHK大河ドラマ「おんな城主、直虎」で井伊直政の幼少期を演じるなど、長く子役、俳優、タレントとして活躍してきました。ところが、将来の夢は獣医師といい、いつか動物保護施設を作りたいと地道なボランティア活動も続けています。 私生活では元保護犬も含めて5匹の犬を飼う愛犬家。最近では老犬介護の活動にも取り組むなど、動物愛護、動物福祉について関心の幅をどんどん広げています。将来的に俳優業と動物にかかわる仕事の両立をめざして邁進する姿は、まさにワンダフル・パートニャーズ賞にふさわしく、ぜひとも賞をお贈りしたいと思います。
【エンジン01動物愛護委員会 参加者】
鎧塚 俊彦(「Toshi Yoroizuka」オーナーシェフ)
勝間 和代(経済評論家)
太田 匡彦(ジャーナリスト)
今野 由梨(ダイヤル・サービス株式会社 代表取締役社長・CEO)
東海林 良(作詞家/作家)
神野 美伽(歌手)
鈴木 久泰(元海上保安庁長官/日本空港ビルデング株式会社 代表取締役副社長)
山田 美保子(放送作家/コラムニスト)